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リザード(Lizard)は、キング・クリムゾンが1970年に発表したアルバム。通算3作目。 == 解説 == 前作『ポセイドンのめざめ』の一部にゲスト参加したフリー・ジャズ・ピアニスト、キース・ティペットが、本作では自分のバンドのメンバー(マーク・チャリグ、ニック・エヴァンス)も引き連れて全面参加。クラシック界からはオーボエとコーラングレ奏者のロビン・ミラーが参加。また、イエスのジョン・アンダーソンもゲスト参加(ルーパート王子のめざめ)。オリジナルLPは、23分に及ぶ組曲「リザード」がB面を占めていた。 キング・クリムゾンは前作『ポセイドンのめざめ』の発表後に解散状態となっており、同時期にイエスからギタリストのピーター・バンクスが脱退していたこともあり、ジョン・アンダーソンはイエスのギタリストになるようにロバート・フリップを誘っていた。しかし、フリップはそれに応じずに、アンダーソンに対して「君こそキング・クリムゾンに入れ」と言ったとされる。それに呼応するかたちで、アンダーソンが『リザード』にゲスト参加することになったと言われている。 ゴードン・ハスケルは前作にも参加し、本作で正式加入していたが、レコーディング終了後に行われたライブリハーサル初日に脱退〔E.G. Recordsは、ハスケルは正式メンバーではなくセッション・ミュージシャンであったと主張し、彼のパフォーマンス印税を認めなかった。この処置に対しハスケルは異議を唱えたが、経済的な事情により訴訟は断念した(Smith,Sid. ''King Crimson:Track By Track''. London:helter skelter publishing Limited.2002)〕。 アンディ・マカロックは本作のみで脱退。アーサー・ブラウンのキングダム・カムに加入。約半年後にグラハム・フィールドから相談を受けたフリップの紹介でフィールズに加入した。 相次ぐ脱退でこの時のメンバーでのツアー計画は全てキャンセルされ、新メンバーを探す為に行なわれた連日のオーディションは、ロバート・フリップやメル・コリンズが行ない、ボズ・バレルとイアン・ウォーレスを加え翌71年4月にツアーを開始するまで約半年間を要した。本作収録曲のうち「サーカス」「レディ・オブ・ザ・ダンシング・ウォーター」は、そのツアーのセット・リストに組み込まれた 〔コレクターズ・クラブ・シリーズの14番目のアイテムとして2001年に発表されたライヴ・アルバム『Live at Plymouth』(1971年5月11日のプリマス公演を収録)でも確認できる。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「リザード (アルバム)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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